• HISTORYコンポラスーツと玉虫生地


コンポラスーツは光沢のある玉虫生地で作るのが一般的です。(玉虫生地 = シャンブレー、米国ではiridesent)

ここではサイトオーナーが正統派の拘りでオーダーしたコンテンポラリースーツの数々と、その素材となる玉虫生地を中心に写真とVIDEOで詳解しています。
また、記録に残る有名人着用のコンポラスーツに拘ってみます。


  • 04-23-2016

    "箱型"フォルム正面 Wilson Pickettのコンポラスーツ そして靴

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テンプスとミラクルズでは、コンポラスーツの代表的なフォルムとなる"箱型"を背中のラインで説明した。

今回はR&B SOULシンガー Wilson Pickettのコンテンポラリースーツです。特に正面から視た"箱型"のフォルムに拘ってみましょう。

両肩下鎖骨あたりから裾に向かって落とすラインに注目して欲しい。

体の上体ほんの少し前傾させることで、胸にフィットし過ぎずゆったりとしたラインが出ます。シワもなく綺麗な平面が裾まで続いています。

こうなることで、ジャケットの両肩から裾のフォルムの四方で"箱型"となるわけです。

Wilson Pickettのコンポラスーツはまさに本物。完璧なボックス フォルムが成立しています。加えて、袖口もダブルカフスで極めていますね。

さらに靴にも注目です。これがコンポラスーツ合わせる靴の形です。1970年代のバイト先で知り合ったチリチリパーマのR&Bヤンキーを自称する方もこのタイプの靴を履いていました。実際JazzやR&Bシンガーもエナメル仕上げでオックスフォードタイプ少し先がとがった"ドレスシューズ"を履いています。コブラヴァンプのようなスリッポンではありません。



  • 04-20-2016

    黒と白で見た目はシルバーグレイの玉虫生地

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新たに見つけた生地問屋に足を運んで入手しました。かな~り安くしてくれたので感謝!

光沢が映える白と黒の玉虫生地です。

ムラのある糸を使っているようで、見た目がシルバーグレイでほどよく光ります。

素材は45%のシルクと55%のP.A.で平織の玉虫生地となっています。

1970年代同じような生地のスーツを女性が着ていたことを思い出しました。その時「この生地でコンポラスーツだったら恰好いいだろうな」と考えたことも記憶の片隅に。

さて、仕事でも着れるかな?;-)

2016年の秋にコンポラスーツとしてお披露目出来るよう頑張ります。



  • 04-10-2016

    The Temptations, The Miraclesコンポラスーツから視る箱型のフォルム

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"テンプス"と"ミラクルズ"のコンポラスーツで考えてみましょう。

写真上、The Temptationsの画像から特に中央に写るメンバーの背中のラインに注目して欲しい。

肩甲骨あたりから下に向けてほぼ垂直に落ちていますね。

写真下、The MiraclesのSmokey Robinsonがターンしている背中のフォルムも同様に、シワがほとんど付かず真っすぐに落としたラインが出ていますね。

これらがコンポラスーツの大きな特徴のひとつとしてあげられる箱型(ボックス)を作り出すフォルムです。

この特徴を美しく仕上げるには、着用者の体型とのバランスそして生地の材質にもよるので結構難しいのが現実です。単にダボっとさせるのではありません。

綺麗に作ると横から見ても正面から見ても上着の両肩から裾に向かって"四方"が成立して"箱"の形となるのです。

モッズスーツのようにウエストをタイトに絞ってしまってはこのラインは出せません。最近、「昔流行ったコンポラスーツを作った」と云うものをWebで見かけますが、この箱型フォルムをきちんと出しているコンポラスーツを見たことがありません。ラペルを細くしてフロントボタンを1つにしただけで「コンポラスーツだ」と言っても実は成立しないのです。

正統的なコンテンポラリースーツに拘るのであれば、箱型フォルムは特に重要な要素です。お忘れなく!


  • 02-08-2016

    2016年最初のコンポラスーツが完成

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縦糸がチャコールグレイ、横糸がピンクで織られた2013年2月2日紹介の玉虫生地です。

下の写真でうっすらとピンクがかった感じがわかるかと思います。

この生地、とても柔らかく気持ちよく体にフィットしてくれます。

また、輝きは抑えめとなっているのでビジネスでも問題はございません。

VIDEOもご覧ください。



  • VIDEO:チャコールグレイ,ピンク玉虫生地のコンポラスーツ(28秒)


  • 01-31-2016

    コンポラスーツでへちま襟 "可と不可"

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へちま襟でコンポラスーツを作るなら、写真のようにきちんとコージラインが入るようにしましょう。

コージラインを入れないと生地質によっては、微妙に両側がねじれたように浮き立ってしまいフィットしない場合があります。また、一本の細い帯を首からぶら下げているように見えてはいけません。

細かい気遣いですが、本格的なコンテンポラリースーツを目指すのであれば当然です。

悲しいことに写真のコンポラスーツは、2008年までたのんでいた"下手くそ"オーダーシップでの作品。なんと10回オーダーして5回は注文通りになっていないという"打率の低さ"。コンポラスーツのこうあるべきを知らないのが致命的。この"なんちゃってコンポラスーツ"は、カラーが下方向フロントボタンに向かって膨らみながらカーブしています。タキシードではないのでそれではいけません。(襟幅も間違って幅広く作られてしまっている)

正しくは鎖骨下あたりからフロントボタンに向け、斜めに直線で下りていくようにするのがコンポラスーツの基本です。


  • 01-08-2016

    あの玉虫生地でコンポラスーツをオーダー

チャコールグレイとピンクの玉虫生地は自宅でかなりの間眠っていました。

このWeb Siteを始める前。過去に下手なテーラーで作らせた"なんちゃってコンポラスーツ"の1着(チャコールグレイ)が現役引退。日々のローテーションの一つ、その埋め合わせで今回のオーダーとなりました。

チャコールグレイはビジネス必須と考えていますので早く欲しいところ。今回も心斎橋のDMGさんへのオーダーです。

2月4日に完成します。さて、どんな感じに仕上がるか乞うご期待!


  • 03-16-2013

    モスグリーン玉虫生地のコンポラスーツ[06]

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久々にオーダーしたコンテンポラリースーツが完成しました。生地がスーツ用ではなさそうなので心配しましたが一安心。うまく作ってくれました。

襟4.5cm、ウエストはボックスのフォルムをより強くするために絞りを極力控えています。
胸ポケットはゲストタグを付けるためだけの用途として、左右3cmとして極端に小さくしました。

深みのあるモスグリーンが光線の加減で、金色で細かくピカピカと光ります。
グリーンは好みの色。着心地は硬めなので扱いに少し気を使います。

VIDEOもご覧ください。


  • VIDEO:モスグリーン玉虫生地のコンポラスーツ(42秒)


  • 02-02-2013

    チャコールグレイとピンクの玉虫生地

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生地問屋さんが引っ越しをしたので、挨拶がてら玉虫生地の在庫を探しに行きました。

ありとあらゆる大量の生地在庫の中から2種類出てきましたよ。基本はチャコールグレイで光の具合でピンクに映える本物の玉虫生地です。シルクとウールで織られたスーツ用の生地です。もう少し強めのピンクに光る玉虫生地もあったのですがそちらは回避。

モスグリーンの玉虫生地でのオーダーが先となりますが、時間はあくと思いますがコンテンポラリースーツに仕上げます。


  • 09-11-2011

    1970年初頭の玉虫生地

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今回入手した生地は、コットンとシルクの混紡の玉虫生地です。
仕入れ先の膨大な生地在庫に眠っていました。仕入れたのはおそらく1970年代だろうと言っていました。根気よく探した成果です。

写真では解りづらいのですが、基本色モスグリーンで角度によって金色に光る本物です。
「プレスしづらい厚手の織だから、スーツとしてはどうかな…」という意見がありました。確かに緞帳に使われる生地だったのではないかと思われるくらいの質感があります。
しかしその風貌は"昔の玉虫生地"そのものです。思い切ってスーツの生地として購入しました。

失敗は覚悟しました。どんなコンポラスーツになるかとても楽しみです。


  • 02-17-2011

    完成! ブラックのコンポラスーツ[05]

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2011年初オーダーとなった正統派コンテンポラリースーツです。

襟を4.5cmとより細く。胸ポケットのウェルト部分もより細くし、パンツの裾をいつもより1cm絞っています。

墨汁のようなとてもディープな黒さはいわゆる"タキシードブラック"となるので高級感があります。礼服にも問題なく使えます。

日頃の摂生のおかげで細身の私ですが、この黒は特にスリムなボディラインに見せてくれます。

VIDEOもご覧ください。


  • VIDEO:ブラックのコンポラスーツ(29秒)


  • 12-29-2010

    ブラックしかし玉虫生地

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色としては黒の単色ですが、生地屋さんが言うにはこれもれっきとした玉虫生地であるとのこと。
光沢でペタッとした質感は前回のブラックとワイン色の玉虫生地と同種です。光の加減でシルバーに見えて光ります。シックな仕上がりになることは間違いないゴージャスなブラックです。
2011年最初のコンポラスーツとしてオーダーしよう。




  • 11-10-2010

    ブラックとワインレッドの玉虫生地コンポラスーツ[04]

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DMGさんに行ってきました。コンポラスーツ完成です。
形状記憶のこの玉虫生地は微妙にコットンのような質感がある。水をはじくよう防水加工も施されている。
ビジネスでこの雰囲気のスーツを着ている人は…。いないか(笑)
さほど厚い生地ではありませんが、保温効果が結構あります。
着用時の負荷でできる凹凸によって、玉虫色の質感が出やすくなるようです。
デザインは前回のコンポラスーツと全く同じとした。ワインレッドと黒の色合のコンポラスーツは、ずっと欲しかったのでとても嬉しい一着となる。大切に着用しよう。
VIDEOもご覧ください。


  • VIDEO:ブラックとワインレッドのコンポラスーツ(55秒)


  • 10-15-2010

    2010年4着目のコンポラスーツをオーダー

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黒がワインカラーに映える玉虫生地で、本年4着目のコンポラスーツをDMGさんでオーダーしてきました。

ちょっとした正装を必要とするディナーパーティーなどにも着用できそうなのでとても楽しみです。

11月中旬に完成予定。本年最後のコンポラスーツのオーダーとなります。



  • 09-10-2010

    リアル! コンポラスーツ[03]

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DMGさんが完璧に作ってくれました。

ボックスラインはだぶつかない程度で極限まで詰め、ウエストの絞りは控えめというのが特徴。

背中はゆったりしていますので、背筋をまっすぐにすれば背中肩甲骨上あたりから下へとまっすぐなラインが出ます。

今後、オーダーする場合の基本形となることでしょう。

いい玉虫生地を見つけることができれば、本年4着目のオーダーもあります。

2016月1月追記:コンポラスーツの基本系としてYoutubeで動画を公開しています。










  • VIDO解説:コンポラスーツの基本(5分45秒)


  • 08-19-2010

    本年3着目のコンポラスーツをオーダー

5月に購入したあのめずらしい玉虫生地の裏を使うことに決定。

見たこともないような生地ですが、コンテンポラリースーツらしい雰囲気の光沢系グリーンです。

テンプテーションズスタイルのコンポラを少しタイトにしたフォルムで依頼しました。

完成は九月中旬。またまた楽しみです。


  • 05-15-2010

    裏にしようか表にしようか

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珍しい雰囲気の玉虫生地を入手しました。

写真上の表地は、チャコールグレーが基本で見る角度によってグリーンが混ざります。織り方が特殊なようでまだらにシルバーが映っています。

写真下は裏地となり、明るめのグリーンが基本で光の具合でよってグレイそしてゴールドに光る不思議な玉虫生地です。

2010年3着目のコンポラスーツ秋・冬用としてどちら側を表とするか悩みます。








  • 03-15-2010

    コンポラスーツ完成[01]

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仕上がりました玉虫生地のコンテンポラリースーツ。
蛍光灯などの青系の光には光沢グレーに見え、白熱系の赤い光には光沢茶色に見えます。

裏地(シルバー)のペイズリー柄も見事にマッチして文句なし。
細部に渡って気を使っているのがわかります。例えばパンツのフロントボタンまで包みボタンであったり、隠しポケットがあったり。オーダー時に頼まなくとも、正統的な当時のコンポラスタイルを知っているからこそだと感じます。ジャケットの丈はコンポラの特徴を見事に醸しだしており、完璧なコンポラスーツに仕上がっています。
本物っていいですね。あらためて「技術をもって判断ができる、きちんとしたテーラーに依頼しなきゃ駄目だ」と実感しました。
VIDEOもご覧ください。


  • VIDEO:茶色とグレイの玉虫コンポラスーツ(45秒)


  • 02-10-2010

    採寸完了

仕事多忙で少し日が経ちましたが、時間が取れたので心斎橋のDMGさんに。
待望のコンテンポラリースーツのオーダーです。
約1ヶ月で仕上げていただくことに。出費は決して小さくは無いので懐と相談し余裕を持ってです。;-)
セミクローバー襟5cm、自然なショルダーライン、腕細め、当然胸ダーツ無し、ウェストはシェイプ無しのボックス型、フロント1ボタン包みで拝みRのカッタウェイ、サイドベンツ5cm、フロントLポケットのスリムパンツ×2着。
シンプルですが贅沢なディテールで注文となりました。
本物の玉虫生地で作るコンポラスーツは、ん十年ぶりの久々でとても待ち遠しいです。


  • 12-25-2009

    光沢ブラウンが角度によってグレイに見える

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コンテンポラリースーツ必須の玉虫生地です。光沢があり見る角度によって違う色に見えるというのがその特徴。 これまでに時間をかけて探してみましたが、コンポラスーツ用に使える紳士用の生地に出会ったことはありませんでした。しかしとうとう見つけました。

この玉虫生地は、基本落ち着いた光沢のある茶色ですが、写真上のように見る角度や光の色によってグレイに変化します。
2パンツでのオーダーを考え4.5mの入手となりました。その糸の質や織りは紳士用のスーツ生地として充分。
この生地でコンポラスーツをオーダーするテーラーは、ピンホールシャツのオーダーでビスポークとしての実力を発揮したDMGさんです。 コンポラスーツの着用経験がある、音楽好きの店長さんは本物を知っているので安心して任せることができます。
ところで私がコンポラスーツを作る場合テーマが2つあります。
最初に、ビジネス着用でもギリギリ許され、そのままLiveステージに上がっても恥ずかしくない。次に遊びやディナースーツとして利用できるスーツとなります。
来月にオーダーに出向きます。